時期尚早と時期早尚
時期尚早だったっけ?、それとも時期早尚?と迷ったことありません?
「何を今更!」と言う方もいるでしょうが、私は時々わからなくなることがあります
意味はご存じのとおり「そのことをするにはまだ早すぎること」なんですが、読みと書きがどっちだったかを迷うわけです
で、結論から言うと【時期尚早】が正解!
読みは「じきしょうそう」です
【尚早】を訓読すると「尚、早し」となり、「まだ、早い」という意味です
ですからこれが逆転することはないし、そもそも【早尚】という言葉自体が存在しない
パソコンなどで「じきそうしょう」と入力しても【時期早尚】とは変換されないのでご安心を・・
ところで、調べてみると間違えるのはどうも私だけじゃないらしい
実は「しょうそう」いう言葉が発音しにくいことから、口に出す時についつい「そうしょう」と言ってしまう人が結構いるみたいなんです
そのため、漢字のほうも【早尚】(そうしょう)と勘違いしてしまう
「そうそう、これだよ!」
やっと間違う原因が分かりました
他にも【早々】などと間違えることがあるらしく、注意が必要だとのこと
覚え方としては「時期が尚、早い」と覚えるのが良いらしい
私的には、「言いにくい方が正しい」と覚えた方がピンときますが‥
ちなみに【尚】はショウ・なお・たっとぶ・ひさしいと読み、
「その上に・くわえて・なお・まだ」という意味と
「たいせつにする・重んずる・たっとぶ」という意味があります
尚、【時期】を「時機」「時季」「次期」などと書くのも誤りだそうですよ
ということで、今日の深掘りはここまで