錯覚
久々に「チ〇ちゃんに叱られる」を見ていたら、血は赤いのになぜ血管は青く見えるのかと言うのをやっていた
思わず自分の腕を見ると、なるほど血管が青く見える
専門家の説明によると、元々血も血管も赤い色なのだが、皮膚を通して見ると光の反射の度合いが変わり「灰色」になるらしい
「いやいや、どう見ても青でしょ!」と納得いかないスタッフ
「まぁまぁ、落ち着いて・・」と先生
「灰色」なのになぜ青く見えるのかと言うと、人間は「肌色」に近い「灰色」を見分けるために、別の色(肌色の反対色)として認識しているらしい
血管が青く見えるのは、いわゆる目の錯覚(錯視)だったのだ
これと同じように、周りの色や明るさによって本来の色とは違って見えることがよくあるらしい
同じ「灰色」でも周りの色に影響されて違う色に見えたり、周りが暗い時は明るい灰色に、明るい時は暗い灰色に見えたりする
人間は・・、いや人間の脳は自分に都合がいいような見せ方をしているが、それと事実とは違うことがままあるということだ
しかし人間が見えにくいものを勝手に見やすくしているとは驚きだ!
暗い雨の日などにクルマの運転をする時は、暗い時により明るく見えたり、同じような色が違う色に見えるのは大助かりだ
クルマの運転と言えば、隣に並んでいるクルマが突然後ろに下がったりすると、まるで自分のクルマが進みだしたような感覚になって思わずブレーキを強く踏むときがある
隣の電車が動き出すとまるで自分の電車が動き出したかのように感じる時があるが、あれと同じ現象だ
人間は自分の思い込みで物事を見てしまう(感じてしまう)生き物らしい
そう言えば最近気づいたのだが、ゴルフのスイングも自分が思っている軌道と実際の軌道は違うようだ
自分は目標方向に真っすぐ振っているつもりなのだが、どうしてもボールが真っすぐに飛ばない
ところが自分が思っている方向よりもっと右の方向に振ってみると、真っすぐ飛ぶようになったのだ
自分の感覚と違うから違和感があるが、それでも真っすぐ飛ぶのだからそれが正しいと信じるしかない
テークバックもずっとオーバースイングだと言われていた
自分では普通に振り上げているつもりなのだが、実際はそうではないらしい
そこでテークバックとフォローの割合を1:5ぐらいの感じで振るとうまくクリーンヒットできるようになった
自分では物足りないのだが、なぜか飛距離も変わらない
気になって鏡で確かめてみると、なんと普通に肩まで上がっているではないか!
自分が正しいと思っていても実際は間違っていることが多い
人間は錯覚をする生き物なのだ
「自分は正しい」「自分は間違っていない」という気持ちを捨てない限り、成長も進化もないのかもしれない
今日の深掘りはここまで