すこしだけ深堀りしてみるブログ

日々の生活で気になったことを自分が納得できる程度に調べてみるブログです

ユーチューバーって儲かる?

最近テレビで見る番組と言えば、①ニュース、②旅番組、③グルメ番組と言ったところだろうか・・

それも積極的に見るわけではなく、他に面白い番組が無いから何となく見ているだけで、最近はそれすら見なくなっている

では、何を見ているかと言えば、テレビの「見逃し配信」か「YouTube」だ

テレビは今までリアルタイムに見る(録画しない)派だったのだが、最近は見逃し配信があるから、自由な時間に好きなモノだけを見ている

見逃しても一週間は無料配信されているし、むかし放送したドラマなども再配信されていたりして、意外な掘り出しモノがあったりする

「クルマの試乗動画」や「ゴルフの練習動画」はテレビでやっていないが、YouTubeならいくらでも見ることができる

それ以外にも「キャンプ」や「釣り」、「DIY」や「音楽ビデオ」など、検索すれば自分の趣味嗜好にあった動画を見つけるのは簡単だ

どちらもパソコンで作業をしながら見られるのと、再生も一時停止もクリックひとつ、早回しやスキップも自由自在、嫌なら止めて次の動画を探せばいいから時間の無駄がない!

ところで、最近の小学生がなりたい職業No1はユーチューバーなんだそうだ

「好きな事(遊びや趣味)して稼げるならいいじゃん!」ということなのだろうが、ユーチューバーというのはそんなに「楽しくて儲かる仕事」なのだろうか?

何億と稼いでいるユーチューバーがよく話題になっているが、ユーチューバー全体の実態はどうなのだろうか?

と言うことで、今回はユーチューバーについて調べてみた

YouTubeの収入と言うと、①広告収入、②企業案件、③スーパーチャット(投げ銭)、④グッズ販売などがあるそうだ

ただし②~④は人気が出た(チャンネル登録数や再生回数が増えた)あとの収入源だから、まずは広告収入が主たる収益源になるのだろう

YouTubeで広告収入を得るためには、まず・・

・チャンネル登録者数が1,000人以上

・直近1年間の動画総再生時間が4000時間以上

という条件をクリアする必要がある

しかし、実際にチャンネル登録者数が1,000人を超えているのは全体の1割ほどしかいないと言う

まぁブログを開設したところでほとんどアクセスが無いのと同様に、動画をアップしたからすぐに視聴者付くなんてことはあるはずがない

それでも頑張ってアップし続けて登録者1,000人の壁をクリアしたとしても、月の広告収入は大体2,000円~5,000円がいいところらしい

それも週に3~4本の動画を上げて、登録者数と同じ再生回数があっての話だ

動画をアップするには、それなりのネタを考えて、撮影機材やネタ道具を準備して、撮影・録音・編集・構成を行うのだが、視聴者が飽きずに見てくれるような動画にするには一日掛かり(もしくはそれ以上)の作業と言われている

それを毎週3~4回アップし続けて、その報酬が年間5万じゃ、ちょっと割に合わないと言わざるを得ない

ある意味楽しいかもしれないが、誰もが簡単に儲かる仕事ではないようだ

しかし、それをやり続けるだけの才能と技術と諦めない気持ちがあれば、成功する可能性は大いにある

1再生当たりの広告収入は0.1~0.3円などと言われているから、月の総再生回数が100万回ならば10~30万円、1,000万回なら100~300万円の月額報酬が手に入る

もしこれを維持できるとすればサラリーマン以上の収入、いや億万長者になることだって夢ではない

 

ただ最近、ユーチューバーの収入が下がっているらしい

その原因としては以下のような事情があるようだ

YouTube以外の動画配信サービスの台頭

②ユーチューバーの増加

③コロナ禍による広告の減少

YouTube自体の規約・サービスの変更

①はご存じのとおり「TikTok」や「Netflix」「Amazon Prime」など、YouTube以外の動画配信サービスが急激に視聴者を伸ばしているためだ

1日の動画視聴時間は平均で3時間と言われているが、それをテレビから奪ってきたYouTubeが、今度は奪われる立場になっている

当然企業はよく見てくれる配信媒体に多くの広告を出そうとするから、必然的にYouTubeへの広告数は減ってくる

広告が減れば全体の広告料も減るから、1回の再生当たりの報酬単価も減ってくるというわけ

②はYouTubeに参入する人が増えたことで、YouTube内で再生回数の奪い合いが起きているらしい

特に、コロナ禍によってリアルイベントが減ったタレントや歌手が一気に参入して、今や多くの再生回数を獲得している

私もその視聴者の一人だが、元々知名度と才能がある上に映像慣れしているから、見ていて親近感や安心感があるし、テレビでは見られない顔が見えて結構面白い

映像や編集もプロのスタッフが行っているから、テレビのロケ番組と変わらないクオリティがあるのも視聴者が集まる要因だろう

③は企業の業績だから、仕方のない事情ではある

④は購買が見込めない子供向け動画の単価を下げたり、TikTokに対抗するためショート動画にウェイトを高めていることなどが挙げられるようだ

いずれにしても企業の広告予算は限られているから、それを動画配信業者同士、ユーチューバー同士で奪い合う構図になっているわけだ

最初の内(と言っても数年前)は遊びを撮影してアップすれば儲かったYouTube動画も、サブスク動画やショート動画、プロの有名人に視聴者を奪われ、今や「オワコン」と言われているらしい

確かに「楽をして儲けるため」だけの人間には魅力のないコンテンツになったのかもしれない

しかし「才能を開花させるため」には、まだまだ重要なコンテンツであることには間違いない

昔はいろんな才能があっても世間にアピールする手段がなかったが、今はYouTubeを始めとして個人が気軽に安価に自分をアピール(見て聴いてもらう)できる時代だ

迷惑動画でバズる(儲ける)ことだけを考えないで、自分の夢を叶えるツールとして上手に活用してほしいものだ

今日の深掘りはここまで