親知らずの語源は?
大学病院の口腔外科で、親知らずと間違えて他の歯を抜いてしまったというニュースが流れた
「どうやったら間違えるのかね~!」と妻は憤っていたが、親知らずが(生えて)ない私は、そもそも親知らず自体がよくわかっていない
「親知らずってみんな生えてくるのかね?」
「え~!?、普通はあるんじゃないの?」
「いや、俺は無いよ」
「私はあるけど・・」
「生えたり生えなかったするから親知らずじゃないの?」
「親も知らないぐらい、大きくなってから生えるから親知らずって言うのよ~!」
「・・・」
さっそくスマホで調べてみると・・
永久歯は通常15歳前後で生え揃うが、親知らずは生える時期が20歳前後であるために、親に知られることなく生えてくる歯であることが名前の由来といわれる
語源については、確かに妻の説が正しかった
ただ親知らずが無いことも多く、上下左右4本の親知らずがすべてそろって生えているのは現代日本人の36%と言われている
ほら見ろ!私のように生えない人もちゃんといるじゃないか!
歯科衛生士がお口の悩みに答えます (matsumoto.or.jp)より
前歯から数えて8番目の奥歯を「親知らず」と言うそうで、上下左右4本が全部生えれば歯は合計で32本となる
元々人間には32本の歯があるのだが、食生活の変化(火を使って調理するなど)によって柔らかい食事をすることが多くなった結果、顎が小さくなり親知らずも徐々に退化してしまったようだ
なので私のように進化した人間は、合計で28本しかないというわけだ
顎の大きさに合わせて親知らずが退化する人もいれば、元々あった歯(親知らず)が生えてくる人もいる
すると親知らずが生えるためのスペースが足りないために、斜めに生えたり、横向きに生えたりしてしまう(十分に生えきらずに埋没していることもあるそうだ)
そうなると歯が生える時に他の歯に当たって痛みが出たりする
生える際には痛みがなくても、歯垢が溜まりやすかったり、他の歯と干渉することによって炎症を引き起こしたりすることがあるそうだ
そんな時は抜歯を検討することになるのだが、メリット・デメリットがあるので近くの歯科クリニックに相談した方がよさそうだ
私の経験からも、決して我慢などせずに早めに相談に言ってほしい
歯医者に行きたくない気持ちはよ~くわかる
行ったら抜かれるかもしれない!
抜かれるのは痛いし怖い!
その前に麻酔が痛い!
キュィーンというあのドリルの音が嫌だ!
キリやペンチでグリグリされるのが嫌だ!
神経を抜く時が痛い!
入れ歯のために健康な歯まで削られる!
治療にお金と時間がかかる!
などなど・・行きたくない理由を頭の中に並べて我慢してしまうのだが、ついに我慢の限界に達して歯医者に駆け込むわけだ
行くと必ず先生に言われるのが「よく我慢しましたね~、痛かったでしょ!」だ
「目と歯は我慢しても良くなることはありませんから、もっと早めに来てください」
「は・はい・・」
こんなことを繰り返している間に、私の歯は23本になってしまった
さすがにここまで来ると観念して、今は3か月置きに歯医者通いをしている
どんなにしっかり歯磨きをしても磨き残しはあるそうで、虫歯の原因にならないように歯医者で掃除&チェックしてもらうのがいいんだそうだ
8020運動というのを聞いたことがあるだろうか?
「8020(ハチマルニイマル)運動」とは?
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています
「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました
楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です
まだ先のことだが、20本を残すにはあと3本しか余裕がない
進化した人ほど歯を大切にする必要があることを肝に銘じよう!
今日の深掘りはここまで