すこしだけ深堀りしてみるブログ

日々の生活で気になったことを自分が納得できる程度に調べてみるブログです

踏み間違い

池袋で起きた暴走事故の裁判が終わった

多くの死傷者が出たことも衝撃だったが、被告が「自分はブレーキを踏んでいたにも関わらずクルマが勝手に暴走した」と証言したことが更に大きな波紋を呼んだ事件だった

上級国民だから・・とか、高齢者だから・・とか、マスコミが訳の分からない方向へ話を持っていくから事故の本質が見えなくなってしまったが・・

高齢者マークを付けて運転する人のイラスト(もみじ)

実は私も踏み間違いをしたことがある

まだ子供が小さいころ、家族でスキーに行った帰り道に赤信号で停止しようとしたらタイヤがスリップした

路面凍結のイラスト

ABSなどない時代、ポンピングブレーキで何とかグリップさせようとしたが止まる気配がないので、意を決して路肩の雪に乗り上げることにした

ガガガガガガッと雪がボディに当たる音がして何とか止まることが出来た・・

と思ったその瞬間、ドン!という音とともにクルマが前に押しやられてしまった

交通事故のイラスト「玉突き事故」

後続のワゴン車がスリップしたまま私のクルマに突っ込んで来たのだ

私は瞬間的にブレーキを強く踏んでクルマがこれ以上押されないようにした・・つもりだったのだが、気が付くと猛烈なエンジン音がしている

ブレーキだと思ってアクセルを目いっぱい踏んでいたのだ

ぶつかった衝撃で体が浮いて、足の位置がズレたのだろう

ギアがなぜかニュートラルになっていたから良かったが、もしドライブに入っていたら大変なことになっていたかもしれない

混乱する人のイラスト(男性)

まだ反射神経が衰えていない時でさえこうなのだ

人間は思い込みで間違いを起こしてしまう生き物なのだ

何かの拍子でパニックに陥れば尚更だ

 

この事故で高齢者の免許返納が増えたそうだが、高齢者が免許返納すれば済むと言う問題ではないと思う

免許を返納する人のイラスト(男性)

公共交通機関がほとんどない地方ではクルマは必需品だ

買い物に行くにも病院に行くにも、クルマがなければどうにもならない

それに高齢者だって自分自身で自由に出掛ける権利はあるはずだ

だから仮に踏み間違いをしても、事故にならない(なりにくい)クルマ(装置)を早く普及させることが重要だと思う

 

すでに自動車メーカーは衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能がついているクルマを販売しているので、買う時は絶対にこういう装置がついているクルマを選ぶべきだ

いまなら65歳以上の購入者には国から「サポカー補助金」も出る

衝突軽減ブレーキと誤発進抑制機能の両方がついている新車なら普通車で10万円、軽自動車で7万円、中古車でも4万円が補助される

衝突軽減ブレーキのみならば、新車の普通車で6万円、軽自動車で3万円、中古車でも2万円が出るから絶対安全なクルマを選んだ方がいい!

 

しかしいくら補助金が出るからと言っても、すぐに買い替えは難しい

そういう方には後付けできる安全装置があることをご存じだろうか?

 

その一例がトヨタの「踏み間違い加速抑制システム」だ

障害物への衝突被害を軽減する、バックで速度が出すぎないようにする、低速走行時の急加速を回避する、などの安全機能が付いていて、本体価格(税抜き)35,000円~51,000円で取り付け可能だ

本体価格以外に取り付け料金がかかってしまうが、何とこれにもサポカー補助金がでるのだ

65歳以上の方ならば4万円が出るので、取り付け作業費だけでOKの場合もある

アクア、カローラプリウス、クラウンなど売れ筋13車種に設置可能だというから、ぜひ一度ディーラーに相談しては如何だろう

詳しくはトヨタ自動車HPでご確認を・・
トヨタ 家族みんなのお出かけをサポート サポトヨプラス | 踏み間違い加速抑制システム | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)

 

ダイハツにも後付けできるペダル踏み間違い時加速抑制装置「つくつく防止」というモノがある

時速10km/h以下で3m先までに壁があった場合、間違えてアクセルを強く踏み込んでも燃料を自動的にカットして急発進しないようにする装置だ

コンビニに突っ込む車のイラスト

コンビニや病院にクルマが突っ込む事故がよく報道されるが、これがあれば踏み間違いによる突っ込み事故を防ぐことができる

こちらも65歳以上であればサポカー補助金4万円を活用できる

タント、ムーブ、ミラなど売れ筋7車種に装着可能となっているので、ぜひダイハツに一度相談してみてはどうだろう

詳しくはダイハツ工業HPでご確認を・・
ペダル踏み間違い時加速抑制装置「つくつく防止」|アクセサリー|軽自動車・エコカー・低燃費車【ダイハツ】 (daihatsu.co.jp)

 

トヨタダイハツ以外のメーカー車(輸入車を除く)にも装着できるものがある

それがサン自動車工業が販売している「S-DRIVE誤発進防止システム2」だ

アクセルペダルの誤操作(低速時の急踏み・ベタ踏み)に対して、アクセルのセンサーを制御し、誤踏みによる急発進を抑止するしくみだ

停車時から0→8km/h、巡航時から停車への速度16→0km/hの範囲で誤踏み(急なアクセルの踏み込み)をした場合にシステムが作動し、停車すると解除される

障害物(人や壁など)の感知センサーはないが、急なアクセルの踏み込みがあった場合には必ず作動するわけだから、逆に安心かもしれない

そして余分な?感知センサーが無い分、価格がリーズナブルだ

詳しくはサン自動車工業HPでご確認を・・
S-DRIVE 誤発進防止システム | 株式会社 サン自動車工業 (sun-auto.co.jp)

この「S-DRIVE誤発進防止システム2」はイエローハットでも販売している

イエローハットの特別クーポンを使えば込々2万円台で装着できるのでこれは大いにおすすめだ!

詳しくはイエローハットHPにてご確認を・・
踏み間違い防止装置|イエローハット (yellowhat.jp)

 

そして最後は皆さんご存じかもしれないナルセ機材の「ワンペダル」

通常のAT車は、アクセルとブレーキ2つのペダルを踏みかえて操作するが、ワンペダルはその名の通り1つのペダルに足を置いたまま操作をする

ワンペダル

足を右に傾けることでアクセル開度を調整し、そのまま踏めばブレーキになる

たとえアクセルをかけたままでペダルを踏んだとしても、クラッチが外れてアクセルが効かなくなり車の暴走を防ぐことができる

踏み間違いそのものが起きないわけだから、これ以上安心できる装置はないだろう

またこの装置は踏みかえという動作がないため、踏みかえ時に起きる空走時間がほとんどないというメリットもある

詳しくはナルセ機材HPでご確認を・・
ワンペダルのナルセ機材有限会社 (onepedal.co.jp)

 

車のペダルのイラスト3  車のペダルのイラスト4

AT車はマニュアル操作のクルマに比べて、操作も簡単で運転しやすいクルマだ

アクセルを踏んだだけでスムーズに動き出すし、踏み続ければぐんぐんスピードは上がっていく

しかしその簡単さ故に、意図しない急発進もするし、コントロール出来ないほどのスピードが出てしまう

壁に追突した車のイラスト(事故)

簡単に動かせる(操作できる)ということは、簡単に危険な状態になるということをよく知っておかねばならない

今日の深掘りはここまで